ウイニングイレブン2017のオンラインディビジョンで、リバプールを使用して見事バルセロナを大差で粉砕したのだが、いくつか良いゴールがあった。
今回は3つのゴールピックアップして解説していこうと思う。
目次
1つ目【さらにスルーパス】
これは中盤でのルーズボールの競り合いのこぼれ球をフリーの味方が拾い、素早く前へパスを送る。
それをそのままダイレクトでスルーパス。それを受けた選手はワントラップし、外側から裏へ抜ける選手へさらにスルーパス。
それを受けた選手は落ち着いてシュートを打つだけであった。
ポイントは、ワントラップした場面である。これにより少しタメを作る事ができ、外側の選手が裏へ抜ける時間ができた。 それにより絶妙なタイミングで抜け出しスルーパスを受け取る事ができている。
アシストのスルーパスを出した場面で、スルーパスを出さずにドリブルで勝負する選択肢もあったが、より確実な方を選択した。 よくあんな良いタイミングで走ってくれていたな、と思う。
サウサンプトンから移籍してきたサディオ・マネ。さすがである。
2つ目【トライアングルからのスルーパス】
これはテンポよくダイレクトでトライアングル状で繋ぎ、絶妙なタイミングで抜け出した選手がスルーパスを受け取り、冷静にコントロールシュートで流し込んだ。
バルセロナのDF陣は見事につられ翻弄されており、完全に崩している。かなり気持ちの良い得点であった。
ポイントは、最初にポストプレーをした選手がもう一度ボールに絡みスルーパスを出しているところである。そして何より、全てダイレクトプレーであるという事。 どの選手にも相手DFがかなり寄せてきており、誰かが一度でもトラップをしていたら、この得点は無かっただろう。全てダイレクトプレーだったからこそ、ギリギリのタイミングでボールが繋がった、 美しい崩しからの得点である。
ゴールを決めた選手はオルワセイ・ナジョ。ナイジェリアの19歳である。
3つ目【浮き球スルーパス、クロス、ヘッド!】
これはコーナーキックからの混戦の状態から、綺麗に繋いで崩した得点である。こぼれ球を近くのフリーの選手に落とし、状態を落ち着かせてから始まった崩しである。
最後はドフリーの選手が豪快にヘッドで決めてくれた。
ポイントは、浮き球のスルーパス。コーナーキックからのプレーという事で相手DFの枚数は揃っているし、密集している。 ここでグラウンダーのスルーパスを出していたら、相手DFに引っかかった可能性があるし、ラインを割っていた可能性もある。 ふんわりとした浮き球スルーパスだったからこそボールが繋がった場面である。
最後ヘッドをした選手が見事にドフリーだったが、なぜ相手DFの枚数も揃っていた上に密集していた場面でドフリーになったのか。 最初、ドフリーでヘッドした選手をマークしていた相手DFが、浮き球スルーパスにつられて、マークを外してしまっているのである。 これも相当気持ちの良い得点であった。
ゴールを決めた選手はワイナルダム。フェイエノールトで宮市亮とチームメイトだった男だ。
総括
やはりウイイレ2017でもバルサやレアル使いが多い中、こういった完勝は非常に気持ち良いものであった。 この試合は、我ながら良い崩しが多かった。普段はミドルシュートや普通のクロスからヘッドで点を取る事が多いが、やはりオンラインで勝っていくためには裏を取るプレーができないと厳しいし、 裏を取れれば得点の可能性は一気に上がる。そのためにもワンツーやチームメイトムービングは必須である。